なべの経済コラム

日経平均から企業別株価の動向を分析!

昨日広島県は悪夢を見た

 今年の夏の高校野球全国大会は、花咲徳栄高校による埼玉県勢初の優勝によって幕を閉じた。筆者が願っている東北勢の全国制覇は今年もかなわなかった。3回戦で宮城代表の、一昨年準優勝校の仙台育英が大阪代表の、あの大阪桐蔭を9回裏に逆転サヨナラで破った時は、一瞬今年こそはひょっとしてと期待してしまったが、準々決勝で広島代表の広陵に10-4と大敗し、思わずため息が出てしまった。

 同じく東北勢で岩手代表の盛岡大付もベスト8まで進んだが、準々決勝で仙台育英の次の試合で、優勝校の花咲徳栄にこれまた10-1と大敗し、東北勢は全滅した。東北6県の全国制覇は戦前に行われた大会から数えても春夏通じて一度もないわけだが、果たして筆者が生きているうちに実現するかどうか非常に待ち遠しいところである。また来年に期待することとしよう。

 昨日行われた決勝戦では花咲徳栄が優勝したが、今大会で注目を浴びたのは何と言っても大会ホームラン数6本という新記録を打ち立てた広陵の中村奨成だろう。来月カナダで開催されるU-18ベースボールワールドカップにも出場が決まっており、惜しくも学校は昨日の決勝戦で敗れてしまったが、今秋のドラフトでも清宮幸太郎と同じく注目されるのは間違いない。まさに今大会の怪物の一人であった。

 1985年の夏の大会では、大阪代表のPL学園清原和博氏が当時の大会新記録であった5本のホームランを放って怪物と言われ、学校も優勝へと導いた。折しもこの年プロ野球では阪神タイガースがリーグ優勝し、日本シリーズも制して、球団初の日本一に輝いたのであった。

 そして1998年には神奈川代表の横浜高校の怪物エース松坂大輔が決勝戦ノーヒットノーランを達成して優勝すれば、プロ野球では横浜ベイスターズ(現DeNAベイスターズ)がリーグ優勝し、38年ぶりの日本一に輝いたのであった。

 今年2017年のプロ野球セリーグでは広島カープが相変わらず独走しており、今日24日の試合開始前の時点でマジックナンバーも23だ。しかし高校野球では、野村祐輔投手の母校でもあり、PL学園横浜高校と同じように中村奨成という怪物を擁する広陵が昨日敗れてしまい、折しも昨日広島カープは対DeNA戦で4番の鈴木誠也外野手が試合中に右足首を骨折し、戦列を離れてしまった。今季中の復帰は絶望的だという。まさに広島県にとっては昨日は高校野球でもプロ野球でもショックの大きい一日だったはずだ。

 こうなった以上、昨日敗れた広陵高校のためにも、故障した鈴木誠也のためにも広島カープは残りの戦力でペナントを勝ち取り連覇を達成してもらい、そしてCS、昨年敗れた日本シリーズも制してもらい、今年は最後まで広島県民を沸かしてほしいところだ。