アラフォースポーツライターの日米プロ野球コラム

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荒木が2000本安打を達成する日はスタンドを埋め尽くそう!

 ここの所仕事が忙してブログを更新できなかったが、今日は今シーズン中に2000本安打を達成できそうな選手が6人いる中でも、昨日18日の試合終了時点で残り12本までに迫ったセカンドの名手、中日の荒木雅博に注目してみたい。

 1995年にドラフト1位で中日に入団、22年目の39歳だが、2004年に監督に就任した落合博満氏の下では、ショートの井端弘和とともに12球団一と言われた二遊間コンビを形成し、打順も1番荒木、2番井端だったことからアライバコンビと言われていた。

 もともと俊足で、2007年にチームが日本一に輝いた時には盗塁王のタイトルも獲得しており、井端とともに2004年から2009年まで6年連続でゴールデングラブ賞も受賞しているほどだ。

 2010年と11年は荒木がショートに、代わって井端がセカンドにコンバートするも、2012年に高木守道氏が監督に就任すると、再びセカンドにコンバートし、今ではすっかり二塁手として定着したわけである。

 内野手の中でも最も忙しいと言われているのがまさにセカンドであり、現在はショートの京田陽太といった同じ俊足の新人と二遊間を守るようになった。以前荒木は2年先輩だったショートの井端から試合中に色々指示やアドバイスを受けたそうで、今は新人の京田に細かく指示を送っているそうである。

 星野仙一氏や山田久志氏らが監督を務めていた2001、2年の頃から使われ始め、既にその頃から規定打席には到達していたが、やはり一番打席数が多かったのは、2004年から11年まで監督を務めた落合の頃であった。今日の荒木があるのもやはりずっと使い続けてくれた落合のおかげだろう。 

 現在チームは首位阪神に11ゲーム差で最下位であり、早ければ24日にも自力優勝が消滅するが、落合元監督の下での中日の黄金期を支えてきた選手の一人こそが荒木であり、目前に迫った2000本安打達成はもちろんのこと、今後もベテランとしての活躍に期待したいところである。

 約4万人を収容できる中日の本拠地ナゴヤドームだが、現在中日はファン離れが加速していて、特に平日はスタンドも空席が目立っているようである。今となっては地元名古屋でもドラゴンズの話で盛り上がることはほとんどないそうだ。無論まだ分からないが、下馬評通り今シーズンも優勝の可能性は極めて低いだろう。せめて荒木が2000本安打を達成する日がナゴヤドームならスタンドも満員になり、大観衆の観ている前で決めてほしいところだ。