アラフォースポーツライターの日米プロ野球コラム

国内のプロ野球からメジャーリーグについてまで盛り沢山!

ビールの売り子から買う楽しみとは?

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 ゴールデンウィークは9日間海外旅行に行っていたので、ブログの更新はおろか、野球観戦もできなかったが、昨日自宅に帰ってプロ野球ニュースをチェックしてみると、阪神が対広島戦で9点差をひっくり返して逆転に成功し首位を奪取したなど、やはり連休中ということで、どの球場も多くの観客が来場する中で盛り上がりを見せたようだ。今回はそんな球場で働くビールの売り子たちについて取り上げてみたい。

 多くの人がビールの売り子と聞いて真っ先に思いつくのは、グラビアアイドル、タレントのおのののかではないだろうか。彼女はタレント活動の傍ら、東京ドームでビールの売り子のアルバイトをしていたそうである。一日3時間、週3日働いて月収30万円ほど稼いでいたそうで、野球観戦ではなく、彼女目当てに球場に来る客もいたのではないだろうか。

 筆者も東京ドームをはじめ、これまで色々な球場を訪れたが、20キロほどと言われているビールサーバーを背負って試合開始前からスタンド内のあちこちを駆け巡る売り子たちには感心していた。特に夏場の屋外球場のナイターで、球場に着いたばかりで喉が渇いている時は、値段が少々高いと分かっていてもつい手招きして買いたくなってしまうものである。ちなみに上の写真は、2014年に日本シリーズを観戦しに福岡ヤフオクドームを訪れた時に購入したビールで一杯750円だった。

 しかし売り子は女子だけとは限らない。男子も多くいるが、筆者が見てきた限り、男性客の多くはあえて女子から買っているようである。客の中には購入する時に、「今学生さん?」「何歳?」と親しげに声をかける光景もよく見かける。そういった会話をすることで売り子とのコミュニケーションを図るのも、生での野球観戦の楽しみの一つなのかもしれないのだろう。

 特に応援しているチームにタイムリーヒットやホームランが出て点が入った時は、当然観客もテンションが上がっているわけであり、それを考えてか、売り子たちも待ってましたとばかりに一斉に「ビールいかがですか?」と大声をあげながら観客席にやってくるようである。年配男性らしき人物だったか、一人で一度に2杯購入していた客も見かけたことがある。

 売り子の給料は歩合制らしいが、前述のタレントのおのののかは一日3時間、週3日で月収30万円稼いでいたそうである。それなりの経験があり、体力を覚悟すれば、同世代のサラリーマンやOLよりも稼げるのではないだろうか。